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岩手県の陸前高田市、大船渡市、住田町を中心とした旧気仙郡地方に根を張る(気仙大工)。そのルーツ、発祥年代等は詳(つまび)らかではないが、江戸時代から現代まで連綿と技能が継承されてきた伝統的大工集団である。
気仙大工も他の地場産業種と同様、ご多分にもれず高齢化、後継者難に加えて、近年は多種多様な建築工法や新建材の普及開発による受注競争の激化など内外に様々な問題と課題を抱えている現状にある。
一方で、時代の変遷の中で培われてきた卓越した技術は多くの研究者や専門家から高い評価を受け、とくにも国産材及び木造建築物に対する見直し機運と相まって、地域の中における気仙大工の歴史的文化遺産としての存在意義、そして産業経済面での付加価値の優位性に対する再認識が、その再生に向けての新たな原動力ともなっている。
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